このページで分かること
似た誘い文句でも、資金の流れ方は型ごとに違います。暗号資産をめぐる6つの型について、勧誘の入口、入金までの運び方、出金を断られる場面の特徴を並べて整理しました。
手口の名前は毎年増えますが、構造は数種類しかありません。自分のケースがどれに当てはまるかが分かると、次に何を確認すべきかが決まります。
| 型 | 入口 | 決め手になるサイン |
|---|---|---|
| SNS型投資詐欺 | X・Instagram・Facebookの広告やDM | LINEやTelegramのグループへ誘導され、利益報告が絶えず流れる |
| 国際ロマンス詐欺 | マッチングアプリ・SNS | 数週間〜数ヶ月の関係構築のあとで投資話が出る |
| 偽の取引所・投資アプリ | 紹介された専用サイト/アプリ | 画面上の残高は増えるが、出金時に追加費用を求められる |
| ポンジスキーム | 知人からの紹介 | 元本保証・月利固定をうたい、紹介を促される |
| 副業・情報商材からの派生 | 副業広告 | コンサル費用のために借入を指示される |
| 被害回復をうたう二次詐欺 | 被害後の突然の連絡 | 回収の前払い手数料を求める |
01どの型でも同じ場所で気づく
入口はばらばらですが、被害者が異変を感じるのはほぼ同じ場面です。出金しようとしたときに、手数料・税金・保証金・認証費用といった名目で追加の入金を求められる瞬間。ここが分岐点です。
02SNS型投資詐欺
「毎月◯%の配当」「AIが自動で運用」といった話から、専用のグループチャットへ誘導されます。参加者の多くはサクラで、利益報告が続く空気がつくられます。実在する企業や著名な投資家の名前と写真を無断で使うケースも増えています。名前を検索して実在を確認できても、目の前の相手が本物とは限りません。
03国際ロマンス詐欺
金銭の話が出るまでに時間をかけるのが特徴です。毎日連絡を取り、悩みを聞き、将来の話をしたあとで「一緒に資産をつくろう」と持ちかけられます。恋愛感情が絡むため周囲の忠告が届きにくく、被害額が大きくなりやすい型です。
04偽の取引所・投資アプリ
画面に表示される残高や利益は、サーバー側で自由に書き換えられるただの数字です。ブロックチェーン上には何も存在しません。入金した暗号資産は、着金と同時に相手のウォレットへ移っています。つまり「出金できない」のではなく、出金する原資が最初からありません。
05共通して現れるサイン
- 連絡手段がLINEやTelegramなど、記録を消せるチャットに限定される
- 「元本保証」「絶対に儲かる」「今だけ」という言葉が出る
- 入金先が個人名義の口座、または個人のウォレットアドレス
- 出金しようとすると必ず追加の支払いが発生する
- 会社名や所在地、登録番号を尋ねると話題を変えられる