CCCRYPTO CHOICE暗号資産調査会社比較
基礎知識約6分2026年10月8日更新

暗号資産詐欺の調査で出てくる用語集

調査会社の説明や報告書に出てくる言葉を、被害に遭った側の視点で言い換えます。意味が分かると、見積りの質問もしやすくなります。

このページで分かること

TXID、ウォレット、ミキサー、ブリッジ、DEX、ガス代、トラベルルール、法人番号、特定商取引法に基づく表記。暗号資産詐欺の調査を依頼するときに出てくる用語を、契約前に知っておきたい意味に絞って説明します。

調査会社とやり取りをすると、聞き慣れない言葉が次々に出てきます。意味が分からないまま話が進むと、何にいくら払うのかを判断できません。ここでは、見積りや報告書で実際に使われる言葉だけを集め、契約前の判断に必要な範囲で説明します。

01送金の記録に関する言葉

用語意味どこで出てくるか
TXID(トランザクションハッシュ)送金1件ごとに付く固有の番号。これがあれば、第三者が公開記録から同じ送金を確認できる調査の申込み、報告書の根拠
ウォレットアドレス暗号資産の送り先を示す文字列。銀行でいう口座番号にあたるが、名義人の情報は含まれない申込み時に送金先として伝える
ブロックチェーン送金の記録が公開され、消せない形で残る台帳。だから時間が経っても追跡できる調査会社が「公開記録を追う」という説明の前提
ブロックエクスプローラーブロックチェーンの記録を誰でも閲覧できるサイト。TXIDを入れると送金の中身が見られる報告書の内容を自分で確かめるとき
ガス代(手数料)送金のたびにネットワークへ払う手数料。詐欺被害とは別に発生する出金に必要と言われて追加入金を求められる口実にも使われる

02資金の流れを追うときの言葉

送金された資金が詐欺側のアドレスから複数に分散され、ミキサーやブリッジを経由して交換業者へ届くまでの流れ図
資金は短時間で分割され、経由地をはさんで移動します。それでも記録はブロックチェーンに残ります。
用語意味調査での扱い
ミキサー複数の人の資金を混ぜて、どこから来たか分からなくする仕組み通過すると追跡が難しくなる。報告書では経由の有無が示される
ブリッジあるチェーンから別のチェーンへ資産を移す仕組みチェーンをまたぐため、追跡の手間が増える
DEX(分散型取引所)運営者による本人確認がない取引所ここで別の通貨に換えられると、足取りが変わる
交換業者(取引所)日本円などに換えられる事業者。国内業者は本人確認がある資金がここへ着けば、捜査や照会の対象になりうる
トラベルルール交換業者どうしが送金者・受取人の情報をやり取りする国際的な取り決め国内の交換業者に着金した場合、記録が残る根拠になる

03契約のときに確かめる言葉

用語意味確認するポイント
特定商取引法に基づく表記通信販売で事業者が公開する義務のある情報販売価格・支払い方法・返金や解約の条件・事業者名が書かれているか
法人番号国税庁が法人ごとに割り当てる13桁の番号国税庁のサイトで商号と所在地を照合できる。記載がなければ契約相手を確かめられない
着手金調査を始める時点で払う費用成功報酬と別に発生するのか、総額に含まれるのかを聞く
成功報酬回収や特定ができた場合に払う費用何をもって「成功」とするのかを書面で確認する
定額制と料率制1件いくらで決まる方式と、被害額の何%で決まる方式掲載9社では定額が3社、料率が5社。被害額1,000万円なら9,800円から28万円まで開く

04手続きで出てくる言葉

用語意味関係する場面
被害届被害に遭った事実を警察へ届け出る書類受理されると、取引所への照会が進む場合がある
告訴犯人の処罰を求める意思表示。被害届より重い手続き弁護士に相談して進める
口座凍結取引所や銀行が資金の動きを止めること調査会社が独断で行うことはできない
振り込め詐欺救済法銀行口座に振り込んだ場合に、残高から分配を受けられる制度暗号資産での送金は対象外。回収の見込みが銀行振込と異なる理由

言葉の意味が分かったら、次は条件の比較です。各社が何にいくら請求するのかは調査費用の相場、契約前に何を聞くかは見積りで確認する7項目にまとめています。

この記事のQ&A

Q01TXIDとは何ですか?

送金1件ごとに付く固有の番号(トランザクションハッシュ)です。これがあれば、第三者が公開されているブロックチェーンの記録から同じ送金を確認できます。調査の申込みにも、報告書の根拠にも使われます。取引所の出金履歴から確認できます。

Q02ミキサーを通された資金は追跡できませんか?

記録そのものは消えないため、経由した事実と、その前後の動きは確認できます。ただし資金の対応関係が分かりにくくなるため、どこまで特定できるかは経路の状態によります。報告書では、ミキサーやブリッジを経由したかどうかと、その判断根拠が示されるのが一般的です。

Q03着手金と成功報酬はどう違いますか?

着手金は調査を始める時点で払う費用、成功報酬は結果が出た場合に払う費用です。問題になりやすいのは「何をもって成功とするか」で、資金の特定までなのか、回収までなのかで金額の意味が変わります。契約前に書面で定義を確認してください。

Q04暗号資産で送ってしまった場合も振り込め詐欺救済法は使えますか?

使えません。振り込め詐欺救済法は銀行口座への振込が対象で、暗号資産での送金は対象外です。暗号資産の場合は、資金の移動先を特定して警察や取引所へ提示する方法が中心になります。

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